大倉山のマンションリノベーション
Apartment in Okurayama

横浜市港北区  RC造  地上1階/地上7階建て  2015年完成  施工:門川建興
Kohoku-ku, Yokohama  Reinforced Concrete Structure  1-floor/7-storied Apartment  2015 completed

緑が多く色彩豊かな、まるで海外のホテルで暮らしているようなイメージにしたいと考えました。そして『自由な印象のデザイン』をキーワードに、リラックスできて居心地の良い空間を目指しました。リビングの床には大判の黒色タイルを敷いて空間を引き締め、壁には温かみのあるベージュ色の織目調壁紙を選定して優しい印象にしました。タイル床は夏にはひんやりと気持ちよく過ごせ、掃除をしやすいのが利点です。
メインスペースは大きなワンルームになっていますが、床に段差を設けて視線の変化が楽しめるようになっています。立ち上がりにタイルを貼って対面式にしたキッチンを一段高くすることで、家族の様子がよく見え、庭を眺めながら気持ちよく家事ができるようになっています。ベッドルームの床も一段上げて、埃が入りにくく清潔に保てるような配慮をしています。リビングとの境には金属パイプとフローリング材で作ったパーテーション棚を設け、風通しのよいプライベート感あるスペースにしています。

天井面をもっと魅力的にしたいと考えました。キッチンにはステンレスパイプを取り付けて、ワイングラスやペーパータオル等の機能的な収納や観葉植物を吊るせるようにしました。照明は黒色のライティングレールをT字型に設置して、調光スポットライトの位置や向き、明るさを状況に合わせて自由に調整できるフレキシブルな計画にしました。       

廊下や水廻りはとても狭かった為、リビング空間とは対比のデザインにしてあります。全体的に黒を基調にして、距離感をぼかすようにしました。浴室はハーフユニットバスにして、壁にグレー系の透明ガラスと黒いタイルを貼りました。ガラス壁の映り込みや透ける印象が空間に広がりを与えています。シャワーヘッドはホテルのような大きな固定式のものを付けて、全身が水に包まれるような感覚になります。また、黒いタイルは目を休ませる効果があり、リラックスしてお湯に浸かることができます。リビングとの間の扉にスリット状のガラスを入れて僅かに漏れる光から隣の領域が感じられるようにしました。扉を開けると庭へと続くリビング空間をより開放的に感じることができます。 
内装は飽きがこないようにシンプルでモノトーンにしたので、家具や雑貨は色物や自然素材や金属などを集めて彩り豊かで楽しい空間にしていきたいと考えています。